本日の騎士ミロク ６

「てめぇ誰に断って愛の告白なんかしてんだぁっ！」

本日の騎士ミロク６ (富士見ファンタジア文庫)

騎士団に所属するミロク達、少年少女たちが義務づけられている学園への就学。そんな学園生活を送るミロクやジュジュ達の騒動とちょっとした恋愛未満のどきどきを綴った短編集。

難しい話はひとまず置いた、学園モノティストでまとめた本巻。キャラの魅力と田口さんらしい無生物だけど人格を持った剣や銅像たちが人間味溢れていて面白い。

というか、ヒロイン達が可愛いすぎる！　ジュジュの魅力もそうですが、アーニィやフェリサまでもが眩い感じ。
ミロクの事を憎からず思っているアーニィとの告白（のようなもの）を演じているときの小っ恥ずかしさはアリですねぇ。あーもう青春というか、もうね。
で、ミロクが別の少女に告白のまねごと（これも仕方なしですが）をしている所を目撃したジュジュの焼きもちがストレートすぎてもう、こっちが赤面する感じ。

全体的に、ジュジュとミロクの良い感じを魅せる短編集だったように思います。
魔法の籠手のせいで、拘束されてしまったジュジュとミロクの顛末もまた……。もう、ごちそうさまって感じでした。

こういう気負い無い短編でキャラ達の楽しそうな描写を読むのはとても好きなので大変、満足。

それにしてもフェリサの存在感って大きいですよね。短編の1つだけだったのですが、もう色々と。彼女の朴訥な雰囲気と人をトリコにする魔乳のアンサンブルが素晴らしいと思います。ホントにねぇ……。