黒のストライカ 2

「おまえはぼくのために戦った。ぼくのために傷ついた。そんなお前を、醜いと思うわけがないだろう」

黒のストライカ2 (MF文庫J)

黒のストライカ2 (MF文庫J)


シャーリーの可愛らしさがすごくて、それだけでもお腹いっぱいになってしまった気も。主人公には甘えん坊さんでエロいのに他の人間にはドS。要素だけで書いちゃうとありがちっぽく見えるけど、実際に物語の中で動くと、いやもう///
身を引いて、自ら敵を狩りに行くときのシャーリーの想いがせつない。眷属の一人として平等に扱われると知っても、宗主を捧げる気持ちをごまかさずに立ち向かうところは本当に良かった。

ストーリー的にはそれほど進めず、顔を出したキャラたちとの交流を図るエピソードが多めでちょっとやきもきしてしまう感もあります。ただ蝦夷井との関係を描いている部分は、大天目派との動きと連携すると思うからむしろ伏線を仕込んでいるのかな、とも思ったり。
そうされると、記憶力が弱い私は忘れてしまってなんだっけ? となる可能性が高いですけど……(自爆ですね)。

ヒロインズは麗や、しはるがどう描かれていくかちょっと気になります。麗ってこのままだと、ただの愛されるお莫迦ロリで終わってしまうのだろうか……? あ、でも戦闘シーンが出てくれば杞憂かな。ああいう忠義キャラって結構好きなので、麗は麗で活躍してくれると嬉しいな。> <

牛娘こと翠子さんは残念道まっしぐらだなぁ……。けど、このままで終わるとも思えませんけどね。
ところで、結局。椋郎って、処理できたのでしょうかねぇ? 力を発散して、もやもやを昇華させようとやっきになっていたけどムリっぽかったし。
一人の男としては、椋郎に同情してしまう巻でもありましたね。生殺し状態もそれはそれでツライw