Re:4 バカは世界を救えるか?
「ごめんね……」
Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか? (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 柳実 冬貴,一葉モカ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/04/20
- メディア: 文庫
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過去の明日菜の描写が重かった。明日菜がなぜアルルを護ろうとするのか、その決意になった理由があまりにも哀しくて、明日菜の唯一の拠り所だったとは。
正直、ここまで厳しくてしかも別ちがたい絆で明日菜とアルルが結ばれている事に想像は至らなかったです。しかも、なるほどと思ってしまう流れ。しかもシェードの名の由来を知れば、さらにじんと、胸に重みが落ちます。
故に、明日菜にも救いが訪れればと思わざるを得ません。
一方、主人公の光一が前半がヘタレもヘタレ。グレートヘタレた状態で、おいおいと思ったのですがこれも必要な要素。父や祖父が医者のため、本当に広美にチダイや一樹たちとの絆を確かめる必要があったからこそなのか、と思い展開の上手さにちょっと舌を巻いてしまいます。
動機付けが分かりやすいためでもあるのかな。
今回、作中の季節がクリスマス。アルルを筆頭に楽しげなシーンがこれでもかとぶち込まれて次巻へ続くと思っていたのですが……。
ガチで物語はクライマックスへ。
はい。オーロラが全てを粉砕していきました。楽しみにしていたアルルの気持ちをすら粉砕する感じで。
正直、え、もう行っちゃうんですか? 広美のでれるシーンをもっと見たかったよ! アルルたちと賑やかなお花見を見たかったよ……。
その後の展開はストーリーの動きも緊張高めていたけれど、もうちょっと学園ものらしい、光一を中心にヒロインたちの楽しそうな雰囲気を続けて欲しかったという気持ちも持ってしまったり。
とはいえ、テンポ良く続いて次巻が最終巻というのも綺麗に物語がおわると想像して病みません。
正直、ロリ宮の光一によって頬を赤らめるシーンをもっと見たかった。ツンとした命令に実は照れ隠しとかみたかったかな。
短編集ででもでないでしょうかねぇ……。
話というか現象により、で本格的になり内心にあるるは本当に無垢で可愛いこですよね。惹かれてしまうのも無理ないかなぁ。