おおコウスケよ、えらべないとはなさけない!
「──天野井。俺、読んでいるぞ」
「──これからもこの先も読むぞ」
おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 竹岡葉月,奥村ひのき
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/11/19
- メディア: 文庫
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これは構成の妙かなぁ。すごいスロースタータで、物語としては1巻で序章終了と言える感じ。なのに、先が気になる展開で自分としては面白かった。正直な話、100ページくらいまでは、テンションとノリがいいだけの話かなぁと思っていたのですが……。
ランガナタンの図書館の話が出てきてから、雰囲気が変わって来てオヤ? と期待が頭をもたげた。
──そして、それは間違っていなかったと思ってます。
螢のその後と、高校入学で出会った彗。
えらべねぇーよ、この時点で。いや、ホントに。読んでから分かりますが、このタイトルは卑怯やでぇ〜〜。
個人的には明るくてノリが良い、彗がとても好きだなぁ。なぜ、彼女が主人公にちょっかいを出してくるのか、気になりますし。早う、続きが読みたいです。
突っ込んで書きたいけど、未読の人が間違ってこのページを見ちゃうと切ないことになりそうなのでこの辺で。
p.s.本作で一番抉られた場面:
「本オタクってのはな──もてないんだぞ──」
余計なお世話だ三十二歳!
主人公とシンクロして、突っ込んでしまいました。ツッこんでしまいましたとも……。