BIG-4
「オカシイだろ!? 人類抹殺と、キメコ? ……明らかに人類抹殺のほうが、急をようするよな!?」
『人類抹殺計画』そっちのけで恋愛相談になだれこむこんな展開容認できるか!
BIG‐4 ぼくの名前は山田。目覚めたら四天王になってました。 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 大楽絢太,ワダアルコ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/11/19
- メディア: 文庫
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ノリや雰囲気が好きですねぇ。気楽に読んで楽しむラノベらしい話かと。
魔族の四天王なのにのんびりまったりなコメディ。四天王なのに人類抹殺なんて全然やる気なく、遊んでいたり、部下にツッコまれたりというゆる〜い感じがなんとも言えずいい。
山田は日本に帰りたくて、人類抹殺計画を進めようとするけれどその度に他の四天王たちが結果邪魔をするという逆の流れがあるので、此処のエピソードがバカバカしいほど面白く感じる。
ファミコンが人類抹殺計画遅延の原因になるなんて思うかー! みたいなのって良いな−。
四天王たちでもアディが良いかな。ウブで勝ち気なんだけど、ちょっと抜けていたりする感じで好みのタイプ。描き方的にもメインヒロインっぽい感じ?
まぁ、そんな彼女が陰で起きた山田の危機を救っていたみたいな描写もあっていいねと思う。
四天王達が何気に山田の事を気に入っていて、久しぶりに出会えた仲間だと思って大切にしていたという部分は読後を良くしている。
あとがき読むと結構難産で産まれた本作。個人的にはこういうノリは好きなので、テンポがつかめて上手く流れて行くといいな、と思ってます。