BIG-4 2 ククク……ついに勇者が現れたか。ってぼくの妹じゃねーか!?
「もう……どんだけ破廉恥なやつ来るか身構えてたのに……!」
BIG‐4 2.ククク……ついに勇者が現れたか。ってぼくの妹じゃねーか!? (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 大楽絢太,ワダアルコ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2012/03/17
- メディア: 文庫
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2巻も引き続きおバカな異世界ものコメディで終始笑い転げていました。軽妙なテンポとチョイスする言葉のセンスが良くて、本当に楽しい。サボりばかりで日本の娯楽にうつつを抜かす三人の魔族の四天王達に真面目に人類抹殺計画をやらせようという山田の必死さが笑えます。
しかも勇者キター!! と思ったら妹。しかも、馬鹿だから余計に苦労させられるハメに。この妹が引き起こすトラブルに引っかき回される山田も大変だなぁと思いつつ、それが楽しいので次巻でも活躍(?)してくれるでしょう。
何だかんだで四天王たちに気に入られ、仲間として扱われている姿はいいですね。アーディなんて完全に山田を意識していて、賭けに負けた罰を楽しみにしていた所はお約束だけど可愛い。
冒頭の台詞なんてズルいですよね。大好きなんでもっとお願いしますっ!
今回のエピソードはどれも面白いのだけど、特に好きなのは四天王人気総選挙ですね。某48みたいに投票権付きのアイテムを売り出すけど、そのズレっぷりがヒドくて笑える。
しかも、投票結果のオチの理由がもうね。バルバドス中将すげぇ。さすがカリスマ! ああいうネタに昇華させるセンスは素晴らしいです。
読んでいてツボにハマルというか、感覚が合うギャグ系ラノベってそうそう有るわけじゃないので、続いて欲しいなぁ。