俺、ツインテールになります。3

「ひとまずテイルレッドの映像を見て英気を養おうではないか、オウルギルディ殿」

お前等、敵の幼女見て英気養ってから彼女にフルボッコにされに行くのか! もう、倒錯の極みです。
変態が加速していく。いや、マジで。登場人物全て変態! と版元が自信を持って推薦してくるくらいですからねー。突き抜けていて素晴らしいです。

3巻になっても面白さが変わらず、終始笑いながら読んでいました。
今回もまた敵幹部の属性が濃いものでしたねー。しかもだんだんとニッチになり忘れられていく属性ばかりを選び、少し切なさを感じさせる展開に持って行くのは上手でしたね。
ケルベロスギルティとテイルレッドが体育座りでマイナー属性について語っている所はしんみりとして好きですねぇ。──内容は変態だけどな! だが、それがイイ。

ヒロインズの魅せ場もそれぞれあって、愛香も会長も可愛いなぁと思わせますね。あ、トゥアール、お前はダメだ。ペドまで行くと流石に……w
会長のドMさをさらりとセリフでさらりと書いていて、妄想がはかどります。生徒会長でどMという属性は王道で大好きですので!(二○元ドリーム文庫的な意味でも)
あと、愛香の抱きしめたんじゃないんだから、背骨を折ろうと思っただけなんだからね? という所を見てツンデレというより(痛)ツウデレだろうって気がしましたね。お? 新しい属性ゲットですよ、やったね愛香ちゃん。……って誰得なのか、謎ですけれど。

敵の幹部であるダークグラスパーは話的には盛り上げるいいポジションですね。彼女の悲哀(実際は自爆ですが)をトゥアールとの因縁に上手く絡ませていて、面白かった。まぁ、自分はメガネ苦手なのでキャラ的にはふーんで終わってしまっていますが……。

俺ツインは掛け合いが面白いし、ネタの仕込み方も上手くて自分の好きなタイプの作品で本当に読んでいて楽しい。続きも期待してます。