GJ部 ◎
「いいか! よく聞け!! キョロをいじっていいのは──私らだけだーっ!!」
- 作者: 新木伸,あるや
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 文庫
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やっぱり部長や紫音さんたちがキョロをいじったり、彼女達の何気ない日々を過ごす描写が大好きなんだなぁ、と再認識。
みなキャラが立っていてどんなエピソードでも面白いんですよ。上記の部長の暴言が(笑)と思える事が全てかなぁ、と。他愛も無いことで盛り上がったり、突拍子も無いことを始めたりするだけなのにね。
そんなゆる〜い空気のGJ部は読んでいて和みます。
今回はアニメ連動ということで、Cパートをパク……リスペクトした冒頭のこたつのシーンから始まる所はにやりとしました。うん、このやり方は上手いなぁと感心。
キョロが拉致(と書いて入部と読む)られた時を掘り下げたり、キョロの占有権を主張するところは面白い。ちょっといつもと違う形でページを増やしてのエピソードの書き方も番外編ならですね。
そして、巻末の卒業旅行。GJ部らしい騒動や、キョロ爆発しろ的なエピソード(枕元にティッシュ箱は吹いた)で笑わせつつ、ああ本当に終わりなんだなぁ、と持って行く流れはいい余韻があって良かったと思います。
唯一残念だったのは森さんの出番が無かった事。口絵にはいたから期待していたのですがっっ……。◎その2で出てきますよね!?(いや、もう出ないから)