ソードアート・オンライン プログレッシブ 3

「強くなってよ。いつかわたしに……わたしみたいに怯えている子に、大丈夫だって言えるくらいに」

アスナxキリトのカプ好きな自分としては3巻も大変楽しめました。
アリシゼーション編が長く続き、ALOメンバーがあまり出てこない流れでプログレッシブをやってくれるのは1年に1冊でもありがたいなぁ、と改めて思ったアスナとキリトさんが絡む描写の多さが読めることですね。

アスナ、キリトさんともう離れる気ないでしょう? というか無自覚だがすでに惚れていて、それを敢えて認めないという感じ。そういう描写が所々出てくるとにやにやしてしまいます。
プログレッシブも3巻まできて、本編とかなり乖離、というよりもう完全にパラレルワールドになってますね。特にアスナとキリトさんが親しくなる過程が丁寧な描写でよいと思います。本編だとちょっと大人びていたキリトさんが、14歳の少年らしい仕草が多く描かれていて憎めない。アスナやキズメルたちの入浴シーンにどぎまぎするところなんか、「ですよねー」と思ったり。
あと、クリスマスのイベントで攻略組メンバーなのにハブられたキリトさん可哀想、と最初は思ったんですがあれ、アスナとカプ認定されてリア充爆発しろ的な意味で呼ばなかったんじゃ無いかなぁと思ったり。

コンビを組んで戦いを切り抜けた関係で、アスナのキリトさんへの好感度があっという間に上がった感じで、他のヒロインキャラをどう絡ませてくるのか興味あります。冒頭にあげたセリフ、アスナが照れ隠しで『わたしみたいに』と言い換えているけど、サチのことに繋がるはずなのでどうなるのかな。いずれ何らかの理由でコンビを解消する形になり出会うんだろうか。

後は早くクラインやリズたちも絡んできて欲しいですね! 二人とも好きなサブキャラなので。
リズに関しては転移門がアクティベートされた時や露天の武器屋という書き方で描写されていたけど、早くセリフと名前付きで見たいですね。