白魔法クラスの大忍術師

「俺たちニンジャが──『正義の味方』になってやるよ」

白魔法クラスの大忍術師 (MF文庫J)

白魔法クラスの大忍術師 (MF文庫J)

 

魔法世界にニンジャ、というのはファンタジーでそれなりにある設定ですが本作は主人公が本当に表向き忍んでいて暗躍する部分をメインに描いているのが面白かった。

主人公が洞察力に優れていて、相手の仕草や周りの状況から推察・さらには相手を思い通りに操って自分が有利な状況に持って行く話なのでロジックで攻めていく部分が好み。

 

ニンジャが過去に大きな裏切りをやった事で徹底的に嫌われているという世界(ニンジャを見たらとりあえず殺せ、という世界観)で、じゃあニンジャは悪の裏家業的なのか? というとそうでもなく。

どっちかというと世界の影で、平和を保つために暗躍しているような描き方をしてるので話的にはわりとスケールは大きい感じ。